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見た目の印象が第一!? 知っておきたいWeb面談の心得

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6分

見た目の印象が第一!? 知っておきたいWeb面談の心得

相山 華子(あいやま はなこ)

相山 華子(あいやま はなこ)
1997年慶應義塾大学卒業後、山口放送株式会社(NNN系列)に入社し、テレビ報道部記者として各地を取材。同社退社後、2002 年から拠点を東京に移し、ライターとして活動。各種ウェブメディア、企業広報誌などで主にインタビュー記事を担当するほか、外資系企業のための日本語コンテンツ監修も手掛ける。

新型コロナウイルスの感染拡大を機に普及した採用時のWeb面談は、その利便性の高さから、コロナ禍の収束後も多くの企業が引き続き行っています。対面での面談と違い、伝えられる情報量が限定されてしまうWeb面談で好印象を与えるにはどうすればいいのでしょうか?Web面談の成功のためにすべきことや機材選びのコツ、面談後のフォローアップなど成功するために知っておきたいポイントをご紹介します。

CONTENTS

Web 面談とは

Web面談とは、パソコンやスマートフォンなどを使用して、インターネット上で採用担当者や派遣会社の担当者と行う面談のことで、「オンライン面談」や「ビデオ面談」とも呼ばれることがあります。Web面談では、ZoomやMicrosoft  Teamsなどのビデオチャットツールを使用することが多く、先方から事前に送られてくるURLにアクセスすることで面談を受けることができます。日本では新型コロナウイルスの感染拡大予防の一環として一気に普及しましたが、実施する側にとって、以下のようなメリットがあるため、コロナ禍の収束以降も、引き続き採用面談などに活用されています。

実施する側のメリット

  • 時間や地理的な制約を受けずに実施することが可能

  • 移動時間を考慮する必要がないので、面談日時の調整がしやすい

  • 面談会場の準備や費用が不要

  • 天候や交通機関の乱れにスケジュールを左右されにくい

また、採用される側にとっても、移動のための時間や費用が掛からないことは大きなメリットと言えるでしょう。

Web面談は基本的に以下のような流れで行われます。

  1. 企業側(面談担当者)と日程を調整

  2. 面談日時が決定したら、ZoomやMicrosoft TeamsなどのビデオチャットツールにアクセスするためのURLが企業側から送られる

  3. 面談日時の15分~10分前に上記URLをクリックして、ビデオチャットツールにアクセスする

  4. 予定された日時に面談開始

  5. 面談終了後、担当者に挨拶してビデオチャットから退出

Web面談は第一印象が成否を左右

利便性が高くコストも抑えられるため、実施する企業側にも、面談を受ける側にもメリットの多いWeb面談ですが、対面での面談と違って同じ空間を共有できないため、表情の変化や、身振り手振りなどは伝わりにくく、面談者は、画面越しに見える相手の情報や音声の情報のみで相手を判断せざるを得ないというデメリットもあります。
限られた情報のみで面談の成否にかかわる第一印象が決まるため、十分留意して面談に臨む必要があります。
第一印象を良くして、面談を成功させるために、Web面談では対面の面談以上に「見られていること」を意識して臨む必要があります。

基本は「笑顔」で!

パソコンの画面越しでは表情や雰囲気が伝わりにくいものです。いつも以上に明るい表情を作ることを心掛けて、前向きな姿勢をアピールしましょう。
大切なことは自然な笑顔を作ることですが、そのためにはいくつかのポイントがあります。
緊張をしているときは、表情が硬くなりがちなので、顔全体の力を抜きリラックスした状態を保ちます。口角を軽く上げることも大切です。割り箸を加えて口角をあげる練習が効果的です。また、目を少し細めると自然で優しい印象になります。
こうしたことを、楽しかったことやうれしかったことを思い浮かべながら、実際に鏡の前で練習してみましょう。どの角度や表情が自然で自分に合った表情なのかを見つけることができます。

目線はカメラに合わせる

対面での面談は面談者の目を見て話すことが基本ですが、Web面談の場合は、モニターに映る面談者の目を見るのではなく、利用するカメラのレンズに対して、水平になる目線が基本です。そうすることで、面談者と目線を合わせて話す状況に近くなります。カメラのレンズを見て話すことは、自分にとっては少し不自然に感じますが、面談者にとっては自然に感じるものなのです。
目線がカメラをのレンズを見下ろす状態だと、いわゆる上から目線となり面談者に圧迫感を与えてしまいます。一方でカメラのレンズを見上げるような目線だと、面談者からは、上目づかいをしているように見え、不自然な印象を与える可能性があるので注意が必要です。面談者の印象を左右するものなので、カメラの位置が目線の高さにあっているかを事前に確認しておくことが大切です。

Web面談、成功のポイントは?

ゆっくり、大きな声で話そう

Web面談ではカメラ越しに見られているという緊張感もあって、いつもよりも早口になりがちです。早口になると話の内容が聞き取りづらいだけでなく、落ち着きがない印象を面談担当者に与えてしまいます。意識して、いつもよりゆっくりと、明瞭に話すように心がけましょう。また、声が小さすぎると自信がなさそうに思われるだけでなく、聞き取りづらく、会話に支障を及ぼすこともあります。声の大きさにも気をつけながら、面談に臨みましょう。

身振り手振りは、いつもより大げさに

Web面談では設定された時間通りに会議が始まることが多く、対面での面談のように、挨拶を兼ねた雑談やアイスブレイクの時間が取れないのが一般的です。いきなり本番が始まってしまうので、場合によっては、台本を読んでいるかのように単調に面談が進んでしまうことがあります。そういう状況を避けるためには、面談時に、できるだけ表情やボディランゲージを豊かにすることが大切です。不自然にならない程度に身振り手振りを交えて話し、相手の言葉にうなずく、あいづちを打つなどして、前向きな気持ちが相手に伝わるように努めましょう。

質問やアピールポイントは書き出しておこう

もちろん、Web面談で重視されるのは表情や話しぶりだけではありません。面談担当者は皆さんが質問にどう答えるか、逆に皆さんからどんな質問があるもしっかりチェックしています。自分の思いや熱意を正しくもれなく伝えるためには、入念な準備が必要です。面談で聞かれることの多い質問事項(志望動機、転職の理由、自己PR、長所・短所など)への回答はあらかじめ書き出すなどして用意しておきましょう。逆に面談時に確認しておきたいことがあれば、質問形式で書き出しておくと安心です。ただし、頻繁にメモを見るとカメラから目を離す時間が長くなるので、視線は基本的にはカメラに向け、時折手元のメモに目を配る程度にとどめましょう。

機材や通信環境、照明をチェックしておく

必ず事前に済ませておきたいのがカメラとマイク、そしてインターネット通信などの機材や環境のチェックです。どんなに準備万端で臨んでも、機材の不調やネット環境が不安定になると、それまでのすべての準備が水の泡となってしまいます。Web面談に臨む際は、準備時間をしっかりとって直前チェックも行うようにしましょう。

機材と通信環境をチェックしよう

カメラやマイクが起動するかどうかはもちろん、映像や音声に不備がないかを必ずチェックしておきましょう。また、ネット環境が不安定だと途中で音声や画像が途切れ、Web面談の進行が阻害されますし、最悪の場合はチャットツールが使えなくなるおそれもあります。普段は無線LAN接続を使っている場合も、可能であれば有線LAN接続のほうが安心です。
万が一Web面談の途中でインターネット接続が切れてしまった、あるいはチャットツールが動かなくなってしまった場合は、速やかに先方の担当者に電話やメールで状況を伝え、指示を仰ぎましょう。

照明や服装もWeb面談仕様にできているか確認しよう

Web面談を行う部屋の照明もチェックしておきましょう。自分の顔を明るく映すためには、正面から照明を当てるようにします。背面から照明を当てると、顔が暗く映り不健康な印象を与えてしまいますので注意が必要です。 また、対面の面談と同じメイクでWeb面談に臨むとメイクをしていないように映りがちです、メイクには光と影のコントラストを意識して、普段より少し濃い目のメリハリをつけるようなメイクを心がけましょう。また、Web面談は対面での面談に比べ、見える範囲が狭いので、細かなところに目が行きやすくなります。服装が乱れていないかをチェックして、清潔感のあるヘアスタイルで面談に臨みましょう。

Web面談の場所や服装、アカウントには注意が必要

Web面談をする場所にも注意が必要

インターネット環境さえあれば場所を選ばずに実施できるのがWeb面談のメリットではありますが、どこでも良いというわけではありません。カフェや屋外など不特定多数の人にやりとりを聞かれる可能性のある場所はコンプライアンス上にも問題がありますのでWeb面談の場所としては適切ではありません。雑音がひどい場所や、関係のない物や人が映り込む場所での実施も避けるのがマナーです。自宅で行う場合も、部屋に余計な音が入ってこないようにドアを閉め、子どもやペットが乱入してこないよう対策を講じておきましょう。また、余計なものが映り込まないようにするためには、ほとんどのビデオチャットツールにはバーチャル背景が用意されているので、あらかじめ設定するのがおすすめです。ただし、バーチャル背景にはポップなものや子供っぽいもの、通信環境が重くなる可能性があるアニメーション付きのものまであります。Web面談にふさわしい、落ち着いたものを選択しまししょう。

「映らないから」の油断は禁物

Web面談は、相手の企業文化にもよりますが、少なくとも襟付きのシャツにジャケットを重ねるなど服装にも注意を払いましょう。モニターには上半身しか映らないから、下半身はパジャマを身に着けたままといったことは避けるのが無難です。何かの拍子で立ち上がったときなどに、パジャマ姿が映ると、面談担当者からだらしないと思われかねません。例え映っていなくても、問題のない服装で臨むようにしてください。

アカウント名にも注意が必要

見逃されがちなのがビデオチャットツールで利用するアカウント名です。学生時代のあだ名や愛称をそのまま使ったアカウントやママ友同士のチャットで使っているアカウントなどは避けましょう。履歴書や職務経歴書などに記載した本名を使い、面談担当者が今誰と話しているのかを常に確認できるようにしてください。

面談後のフォローアップも忘れずに

Web面談でも対面同様、オンライン面談ルームからの退出の仕方にも気を配りましょう。また、終了後にお礼メールを送るなど、せっかくのチャンスを不意にしないためにできることがあります。

面談終了後にはお礼メールを送ろう

Web面談は通常、30分~1時間程度で終わることが多いようです。終了後は先方に挨拶し、許可が出たのちに面談から退出します。また、面談後は面談を担当していただいた方へのフォローアップを忘れないようにしましょう。できれば、その日のうちに、面談の時間をとってもらったことのお礼のメールを送り、感謝の気持ちや、面談後の感想、仕事への意欲などを伝えるようにしてください。

面談記録で振り返り、対策をたてよう

面談の内容を記録しておくことも大切です。面談で話したこと、面談者の反応などを書き留めておき、良かったことや足りなかったことを振り返ることで、次の面談に生かせる可能性があります。また、マイクやネット環境に不備や違和感があった場合は、早急に対策を取るようにしましょう。次の機会にWeb面談を打診されても、躊躇なく臨めるように準備しておくことが大切です。

模擬Web面談で練習&最終チェックしておくと安心

対面での面談に比べてWeb面談は、パソコンやインターネット環境の整備、ビデオチャットツールのインストールなど面談を受ける側に、ある程度負担はかかりますが、移動の必要がなく、交通費もかからないというメリットもあります。
自然な笑顔の作り方や、目線の合わせ方など最初は少しコツが要りますが、慣れてしまえば容易にクリアできるでしょう。不安な方は家族や友人にビデオチャットツールで模擬Web面談をしてもらい、気になる点を指摘してもらいましょう。自分では気が付かなかったことを指摘されることで、改善すべき点が明確になります。そうした経験を積むことで、気持ちに余裕をもってWeb面談を受けることができるはずです。
Web面談を前向きに活用して、採用のチャンスをつかみましょう!

まとめ

  1. Web面談は、実施する側、採用される側にとってメリットがあるため、コロナ禍の収束以降も、引き続き採用面談などに活用されている

  2. Web面談は対面での面談と比較してもより第一印象が成否を左右するので、対面の面談以上に見られていることを意識して臨む必要がある

  3. Web面談の成功のポイントはゆっくり、大きな声で話し、身振り手振りはいつもより大げさに。そして質問やアピールポイントは書き出しておこう

  4. 機材や通信環境、照明は必ず事前にチェックしておくことが必要

  5. Web面談は適切な場所から参加する。服装は、例え映っていないからと油断せず、面談にふさわしいものを選択すること。アカウントは本名を使い、面談者が誰と話をしているかが確認できるようにしておこう

  6. 面談担当者へお礼のメールを送ることや、面談の内容を記録するなど、面談後フォローアップも忘れずに

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