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仕事で使える!英語Tips
Vol.5

カタカナ英語を英語で正しく使うには?"compliance"の本当の意味_Vol.5

~"compliance”=ルールだと思っていませんか?ネイティブの使い方~

UPDATE

3分

カタカナ英語を英語で正しく使うには?"compliance"の本当の意味_Vol.5

『コンプライアンスを遵守する』は、遵守を遵守する??正しい使い方は・・?

日本でカタカナ英語化している"compliance"は本来英語では「遵守する」「○○に準拠している」というニュアンスを持っています。カタカナ英語の「コンプライアンス」はあたかもこの単語自体が何かの正規ルールを指しているように使われていますが、そのような意味はありません。英語でも名詞ではありますが、あくまで「○○に従うこと」を意味するので、日本語でたまに聞く『コンプライアンスを遵守する』という言い方は、コンプライアンスを正しく翻訳すると「遵守を遵守する」というおかしな表現になってしまうことになります。日本語でも『コンプライアンス(遵守すること)を徹底する』などが正しい表現です。

word insightどんな単語?

compliance

  1. (要求・命令などに)応じること、応諾、追従

  2. 人の願いなどをすぐ受け入れること、迎合性、親切

  3. 法令遵守(ビジネス・法律分野)

  4. 医学分野では「服薬遵守」

  5. 物理学では「伸展性」「容積弾性係数」

usage notesここがポイント

ポイント:英語での意味は『○○に従うこと、守ること』というニュアンスの名詞

あくまで「遵守すること」を伝えたいなら、"regulatory compliance"(規制遵守)のように、何のルールを遵守すると言っているのかを併せて伝える必要があります。
もしくは"maintain one's compliance"(コンプライアンスを維持する)、strengthen the compliance with...(...に関するコンプライアンスを強化する)のように『○○を遵守することを▲▲する』という表現にするのが自然です。

native perspectiveネイティブの使い方

 "compliance" は「○○に従うこと・守ること」を表す名詞

日本語では「コンプライアンス=企業のルール」というイメージが強いですが、英語では "何に従うのか" を必ずセットで示す名詞 です。
・   regulatory compliance(規制遵守)
・   legal compliance(法令遵守)
・   safety compliance(安全基準の遵守)
のように、対象を明示しないと意味が成立しません。

「コンプライアンスを遵守する」は英語では不自然

英語の compliance は「遵守そのもの」を指すため、「コンプライアンスを遵守する」と言うと "遵守を遵守する" という二重表現になります。
英語では次のように言い換えます:
・    maintain one's compliance with the regulations
(規制への遵守を維持する)
・   strengthen the compliance with the new policy
(新方針に関する遵守を強化する)
"○○を遵守することを△△する" という構造が自然。

compliance は「正しい/倫理的」という意味は持たない

日本語の「コンプライアンス=正しい行動」というニュアンスは英語にはありません。
あくまで "ルールに従っている状態" を指すだけです。
そのため、英語で compliance を使うときは、
どのルールに従っているのか を明確にするのがポイント。

Native Speaker02

 We need to strengthen our compliance with the new data protection regulations.
(新しいデータ保護規制に関する遵守を強化する必要があります。)

Native Speaker01

The company failed to maintain compliance with industry standards last year.
(当社は昨年、業界基準の遵守を維持できませんでした。)

Native Speaker02

Please ensure full compliance with all safety requirements during the inspection.
(検査の際は、安全要件をすべて遵守していることを必ず確認してください。)

著者プロフィール

I.H

I.H
上智大学文学英文科卒。日本コンベンションサービス株式会社にて、外資系企業の通訳者やオリンピックのアテンダントなど語学スタッフのコーディネートを担当、のべ2000人以上の採用に携わる。自身の英語学習経験を活かし、プロの通訳者とJCS通訳テストを開発するなど、語学に関する人材サービス業のスペシャリストとして15年以上勤務。CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)資格および国家資格キャリアコンサルタント資格を取得し、登録スタッフへのキャリアコンサルティングにも従事。

S.T

S.T
米国生まれ。英語教育/言語学を専門とし、大学卒業(修士)後、TESOL資格取得。
拠点を日本に移し、外務省で通訳講師・私立大学で言語学講師を務め、語学検定の監修なども手掛ける。
同時にフリーランスおよびインハウス通訳者としても活動、国際関係・法律・宇宙研究開発・IT・機械など幅広い領域の通訳に対応し活躍中。

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