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仕事で使える!英語Tips
Vol.11

「知ってた?『蹴る』だけじゃない、英語表現の幅を広げる"kick"の使い方」_Vol.11

~kick the can down the roadってどういう意味?~

UPDATE

3分

「知ってた?『蹴る』だけじゃない、英語表現の幅を広げる"kick"の使い方」_Vol.11

「キックする=蹴る」だけじゃない?英語では“kick”が意外な意味に!

日本語では「蹴る」と訳されることが多い"kick"ですが、英語では「はじく」「始める」「排除する」など、文脈によってさまざまな意味を持ちます。特に"kick + 前置詞"や"kick + 名詞"の形で使われると、慣用句としての意味が生まれ、ネイティブが日常的に使う表現になります。今回は、そんな"kick"を使った英語表現をいくつか紹介します。

word insightどんな単語?

kick

  1. (足で)蹴る

  2. (突然強く)動かす、はじく

  3. (習慣・癖などを)やめる、断つ

  4. (感情的に)反応する、怒る

  5. (比喩的に)始める、促進する

usage notesここがポイント

ポイント:kickは「蹴る」だけでなく、比喩的な意味で使われることが多い動詞

例えば"kick the can down the road"は「問題を先延ばしにする」という意味で、政治やビジネスの場面でもよく使われます。
他にも、"kick off"(始める)、"kick out"(追い出す)、"kick in"(効果が現れる・寄付する)など、覚えておくと会話や文章の幅が広がる表現がたくさんあります。
単語の意味だけでなく、フレーズとしての使い方を知ることで、英語力を一段とアップさせましょう!

native perspectiveネイティブの使い方

"kick" は「蹴る」だけではなく、比喩的な意味で非常に多用途

日本語では「蹴る」のイメージが強いですが、英語の kick は"はじく・動かす・きっかけを作る" といった比喩的なニュアンスを持ち、kick + 前置詞 の形で多くの慣用表現が生まれています。

•kick off(開始する)
•kick in(作動する/効果が出始める)
•kick someone out(追い出す)

物理的な「蹴る」から派生した動きのイメージが広がっているのが特徴です。

"kick + 名詞" で意味が大きく変わる慣用句が多い

kick は 名詞を伴うと慣用句として意味が固定されることが多く、直訳では意味がつかみにくい表現が多いのもポイント。

•kick the habit(習慣を断つ)
•kick up a fuss(大騒ぎする)
•kick the can down the road(問題を先延ばしにする)

これらはネイティブが日常会話でもビジネスでも頻繁に使う表現です。

"kick the can down the road" はビジネスで非常によく出る

「問題を先延ばしにする」 を意味する kick the can down the road はビジネスシーンでよく使われます。

•決断を避ける
•課題を後回しにする
•先送りにする

といった状況を端的に表す便利な表現です。

直訳に引っ張られず、比喩として理解するのがコツ

kick は「蹴る」だけに引っ張られると意味が取りにくいですが、"動きを与える/何かを始める/何かを遠ざける" といった広いイメージで捉えると、慣用句の理解が一気に楽になります。

Native Speaker02

We shouldn't kick the can down the road on this issue any longer.
(この問題をこれ以上先延ばしにするべきではありません。)

The team kicked off the project with a kickoff meeting this morning.
(チームは今朝のキックオフミーティングでプロジェクトを開始しました。)

Native Speaker01

Let's kick around some ideas before finalizing the plan.
(計画を固める前に、いくつかアイデアを出し合いましょう。)

He finally kicked the habit of checking his phone during meetings.
(彼はついに、会議中にスマホを見る癖をやめました。)

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著者プロフィール

I.H

I.H
上智大学文学英文科卒。日本コンベンションサービス株式会社にて、外資系企業の通訳者やオリンピックのアテンダントなど語学スタッフのコーディネートを担当、のべ2000人以上の採用に携わる。自身の英語学習経験を活かし、プロの通訳者とJCS通訳テストを開発するなど、語学に関する人材サービス業のスペシャリストとして15年以上勤務。CDA(キャリア・ディベロップメント・アドバイザー)資格および国家資格キャリアコンサルタント資格を取得し、登録スタッフへのキャリアコンサルティングにも従事。

S.T

S.T
米国生まれ。英語教育/言語学を専門とし、大学卒業(修士)後、TESOL資格取得。
拠点を日本に移し、外務省で通訳講師・私立大学で言語学講師を務め、語学検定の監修なども手掛ける。
同時にフリーランスおよびインハウス通訳者としても活動、国際関係・法律・宇宙研究開発・IT・機械など幅広い領域の通訳に対応し活躍中。

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