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英文事務の仕事に興味があるものの、具体的な仕事内容や収入面が漠然としてわからないため、転職に踏み切れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、英文事務の年収の目安や年収アップのコツを解説します。また、英文事務で求められるスキルについても解説しますので、転職の参考にぜひお役立てください。
英文事務とは?

英文事務とは、その名の通り、英語を使って事務業務を行う仕事のことです。担当する業務は企業によって幅がありますが、事務業務を英語で行う点は共通しています。
具体的な業務内容としては、以下の例が挙げられます。
英文事務の仕事内容(一例)
- 海外取引先や自社の海外部署とのメール・電話でのやりとり(海外コレポン)
- 英文での資料や書類の作成
- 英文書類の翻訳
- 海外出張やビザ申請の手配
- 英語でのデータ入力
勤務先は外資系企業のほか、商社や貿易会社、海外に拠点や本社を持つメーカーやアパレル企業、海外との取引がある金融機関など、多岐にわたります。
英文事務の平均年収

英文事務の年収は、正社員か派遣かによって水準が異なります。
正社員の場合、英文事務の年収はおおむね380万円台が目安です。
派遣として働く場合は、時給ベースで年収の目安を考えることになります。未経験可の求人では時給1600円~1,700円程度、経験者向けの求人では時給1,800円〜2,000円程度が相場です。フルタイムで働いた場合、時給1,700円であれば年収換算で320万円前後、時給2,000円であれば380万円前後となります。
※平均時給は地域によって異なります。
なお、いずれの雇用形態でも、勤務先の業種や求められる英語力のレベル、担当する業務の専門性などによって年収には幅があります。ただし英文事務自体が一般事務と比較すると、英語力という付加価値がある分、時給・年収ともにやや高めの水準となるでしょう。
英文事務で年収アップを目指すポイント
英文事務として働くにあたり、さらなる年収アップを目指すなら、以下の4つのポイントを意識しましょう。
英文事務で年収アップを目指すポイント
- 年収の高い業種へ転向する
- 英文事務としての専門性を高める
- 派遣として時給の高い案件をこなす
- 大手企業へ就職する
年収の高い業種へ転向する
同じ英文事務でも、業種や企業によって年収水準は変わってきます。
たとえば、外資系企業では年功序列ではなく実力で評価される傾向があるため、努力次第で待遇アップが期待できます。
また、外資系企業全般のなかでも商社は特に収入が高い傾向にあるようです。
英文事務としてキャリアを重ねて、業務に十分に慣れたら、今の職場よりも待遇の良い業種・企業へ思い切って転向することで、年収アップにつながる可能性があるでしょう。
スキルアップを図る
英文事務としてキャリアを重ねたうえで、英語力をさらに磨く、あるいは英語以外の言語も学ぶことで、人材としての価値が高まります。
あるいは英文事務のスキルをベースに、より専門的でプロフェッショナルな対応が求められる、秘書に転職するという道もあるでしょう。特に外資系企業や大手商社における役員の秘書などは、大幅な年収アップが期待できます。
派遣として時給の高い案件をこなす
派遣社員として働く場合、案件によって時給には大きな差があります。
経験やスキルを積み重ねながら、より時給の高い案件へとステップアップしていくことで、着実に収入を伸ばすことができます。
具体的には、専門性の高い分野や都市部の派遣先であれば、派遣社員でも高い時給が期待できるでしょう。
また、入職して1年経過時点など業務に習熟したら、契約更新のタイミングで担当者に時給を交渉するのも一つの手です。交渉の際は「当初はデータ入力だけだったが、最近は資料・書類作成やメール対応も担当している」といったように、客観的な根拠を交えることをおすすめします。
大手企業へ就職する
大手企業は福利厚生や昇給制度が整っていることが多く、同じ業務内容でも中小企業に比べて年収水準が高い傾向があります。
特に、外資系企業や海外との取引がある大手企業であれば、英文事務の求人も比較的多く、同じ職種で年収アップが目指せるでしょう。
英文事務の将来性
グローバル化が進む昨今、海外との取引を行う企業や海外拠点を持つ企業が増えています。そのような企業では、商材や原材料の輸入、自社製品の輸出、海外企業へのノウハウ提供など、企業活動における国際的なやりとりが今後も広がっていくと考えられます。そのため、英語力を必要とする英文事務の需要は、一定して見込めるでしょう。
ご自身の将来を考えるにあたっては、キャリアアップの方向性を考えることが大切です。
英文事務としての経験を土台に、貿易事務や英文経理、バイリンガル秘書、ビジネス翻訳者・通訳者といった、より専門性の高い職種へとステップアップしていく道があります。
専門的な業務になるほど年収も高くなる傾向があるため、英文事務は「ゴール」ではなく、英語力を活かした別の仕事への足がかりとして捉えることもできるのです。
このように、英文事務は単なる事務職の枠を超え、キャリアの選択肢を広げてくれる仕事といえるでしょう。
英文事務は未経験からでもなれる?
英文事務は、未経験からでも十分にチャレンジできる職種です。求められる英語力は求人によって異なるため、基本的な英語力と事務スキルさえ身につけていれば、実務未経験でも採用のチャンスがあります。
もちろん、専門的な業務や外資系企業のポジションなどにおいては、高い英語力や実務経験が求められることもあります。そのため未経験のうちは、まずは日本企業の簡単な英文事務からスタートし、実務を通じて経験を積んでいくのがおすすめです。
なお、企業によって業務内容や求められる英語力が大きく異なるため、自力ではご自身に合う求人がなかなか見つけられない可能性もあります。
そのようなとき、転職エージェントや派遣会社を活用すれば、非公開求人を含めた幅広い選択肢から、ご自身のレベルや希望に合った仕事を紹介してもらえます。
未経験から英文事務を目指す方は、こうしたサービスも積極的に利用してみるとよいでしょう。
英文事務に求められるスキル
英文事務として働くためには、主に以下のスキルが求められます。未経験から転職する際は特に意識してみてください。
英文事務に求められるスキル
- 英語力
- 一般事務スキル
- コミュニケーション能力
- 基本的なビジネスマナー
英語力
英文事務として働くにあたり、もっとも重要なスキルが英語力です。英語でメールの読み書きができる程度から、契約書の英文処理を一人で問題なく行える程度まで、求められるレベルは求人によって異なります。
英文事務として働くなら、未経験でもTOEICスコアが600点程度以上あるのが望ましいでしょう。より好条件の求人を目指すなら、700点以上が目安となります。
あわせて、日常会話レベルの英語だけでなく、ビジネスメールの定型表現やビジネスシーンならではの言い回しなどを身につけておくことも大切です。
未経験可の求人ならば、定型文やひな型を使うだけである程度対処が可能なので、仕事に慣れてきたら英語力を徐々に磨いていくとよいでしょう。
一般事務スキル
英文事務も事務職である以上、データ入力や集計、資料作成といった一般的な事務スキルは欠かせません。Word・Excel・PowerPointなどの基本的なオフィスソフトは最低限操作できるとよいでしょう。
パソコンスキルに関する資格は必須ではありませんが、マイクロソフト オフィス スペシャリスト(MOS)を取得しているとアピール材料になる可能性があります。
ほかにも、パソコンスキルだけでなく、スケジュール調整や進捗管理、適切なタイミングでのリマインドなど、業務をスムーズに進めるためのビジネススキルも備わっていると理想的です。
コミュニケーション能力
相手の意図を正確にくみ取り、臆せずに意思疎通を図るコミュニケーション能力も、英文事務として活躍するうえで欠かせません。
特に英文事務の仕事においては、海外拠点とのやりとりや外国人スタッフとの会話など、英語でのコミュニケーションが多く発生する可能性があります。その際、商習慣の違いや時差、文化の違いなども考慮する必要があります。異なる国の相手でも気持ち良くやりとりを進められるようなコミュニケーションを心がけましょう。
基本的なビジネスマナー
英語でのやりとりであっても、ビジネスで求められる基本的なマナーは変わりません。電話応対や来客対応、メールの書き方など、日本語・英語を問わず社会人としての基礎的なマナーを身につけておくことで、周囲からの信頼につながります。
英文事務として働くメリット
英文事務として働くことによって、収入面以外では以下のメリットを実感できる可能性が挙げられます。
英文事務として働くメリット
- 英語力を実務に活かせる
- グローバル人材として成長できる
- キャリアアップの選択肢が広がる
英語力を実務に活かせる
ご自身のスキルである英語力や、留学の経験などを、日々の仕事で実践的に活かせる点は英文事務の大きな魅力です。基本的な業務内容は一般的な事務職と同じでも、英語力を使って活躍できる仕事が英文事務なのです。
英語力は、使う機会が多いほど磨かれていくため、働きながらご自身のスキルアップを目指せるというメリットもあります。
グローバル人材として成長できる
近年はAIの発達により、英語力を必要とする仕事や事務業務などの一部はAIに置き換えられつつあります。しかし、英文事務で求められるような、相手との文化的な違いを考慮したうえで微妙なニュアンスを伝えたり、くみ取ったりすることは人間が得意とする分野です。
そのため、英語を使って英文事務として日々働くことで、グローバル人材として成長することも期待できます。
また、海外の拠点や取引先とのやりとりを通じて、異文化やビジネス習慣の違いに触れる機会が増えます。国内と海外の違いを肌で実感することによっても、グローバルな視点が身につくでしょう。
キャリアアップの選択肢が広がる
英文事務で培った英語力と事務スキル、また各業界の知識などは、貿易事務や英文経理、翻訳・通訳といった関連職種への将来的な転職にも活かせます。
一つの職種にとどまらず、幅広いキャリアの可能性を描けることも英文事務として働く大きな魅力といえるでしょう。
英語力を活かせる英文事務以外の仕事
英文事務のように、英語力を活かせるデスクワークとしては、ほかに以下の職種が挙げられます。転職において、英語を使う仕事をお探しの方はぜひ参考にしてみてください。
英語力を活かせる英文事務以外の仕事
- 貿易事務
- 英文経理
- 翻訳者・通訳者
貿易事務
貿易事務は、原材料や商品の輸出入に関わる、書類作成や通関手続きのサポートなどを行う仕事です。具体的には、通関書類の作成や郵送手段の手配、為替相場を踏まえた売上の管理、関税・消費税の納付などを担います。
国内外のさまざまな企業や業者、諸官庁とやりとりするため、英文事務で培った英語力を活かせます。
貿易実務検定などの資格を取得すると、より有利に転職を進められるでしょう。
英文経理
英文経理は、英語を使いながら経理業務を行う仕事です。外資系企業のほか、海外拠点を持つ日系企業でも求人があります。
米国会計基準や国際会計基準に従って会計・経理業務を行い、英語で報告するため、業務で日常的に英語を用います。経理用語を英語で覚える必要があるため、高い英語力が求められる仕事です。
専門性が高い分、年収水準も比較的高くなる傾向があります。
翻訳者・通訳者
英文事務で培った英語力をさらに磨き、翻訳者や通訳者を目指す道もあります。
ビジネス文書の翻訳やビジネスシーンでの通訳は英語力だけでなく、通訳技術、翻訳技術や業界特有の専門知識も必要とされますが、その分高い年収が期待できます。
はじめのうちは、企業に所属するインハウスの翻訳者・通訳者として実務経験を重ねることが一般的です。高いレベルでスキル習得と実績の積み上げができたら、フリーランスという自由な働き方も選択肢に入るでしょう。
英文事務の年収の目安は正社員で380万円程度
英文事務の年収は、正社員・派遣ともにおよそ300万円台が目安となり、正社員のほうが若干高い傾向にあります。
英文事務の主な仕事は、英語を使った事務全般の仕事であり、一般的な事務職に英語スキルを加えたものとイメージすると分かりやすいでしょう。
働くにあたっては、一般的なビジネススキルやコミュニケーション能力にくわえて、英語力が求められます。年収を上げていく方法としては、スキルアップや専門性の向上、より条件の良い企業への転職などが挙げられます。
また、英文事務の経験を重ねることで、貿易事務や英文経理、翻訳・通訳といった専門職種へのキャリアアップも目指せます。英語を活かした仕事に興味がある方は、まずは未経験可の求人からチャレンジしてみましょう。
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