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働きながらスキルアップできる?派遣ならではのキャリア形成とは

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11分

働きながらスキルアップできる?派遣ならではのキャリア形成とは

相山 華子(あいやま はなこ)

相山 華子(あいやま はなこ)
1997年慶應義塾大学卒業後、山口放送株式会社(NNN系列)のテレビ報道部記者を経て、2002 年からライターとして活動。各種ウェブメディア、企業広報誌などで主にインタビュー記事を担当するほか、外資系企業の日本語コンテンツ監修も手掛ける。

転職前は頑張っていたスキルアップ、働き始めたとたん、おざなりになっていませんか?スキルアップのゴールは転職ではありません。むしろ転職後にこそ、さらなるスキルアップが必要なのです。この記事では働きながらスキルアップしなくてはいけない理由、またスキルアップのための時間の作り方や、スキルアップと両立しやすい働き方について解説します。

CONTENTS

働きながら
スキルアップすべき
理由

より有利な条件で就職・転職できるように英語を勉強する、資格を取るなどスキルアップに励む方は多いものです。しかし、無事に就職・転職できると、安心感もあって、スキルアップのための学びを中断してしまいがち。しかし、ここで学びを止めてしまうと、さらなるキャリアアップが難しくなりますし、次の転職に有利なスキルや資格を身につけるチャンスを逃してしまいます。「キャリアアップしたい」、「次はもっと良い条件で転職したい」という明確な目標がある方は、働きながらスキルアップを続けましょう 。

働きながらスキルアップするメリット

働きながらスキルアップするのは、大変なのではと思うかもしれませんが、実は仕事とスキルアップの両立には、経歴にブランクを作らずに済む、業務内容と関係のある資格が取得しやすいなど、メリットがたくさんあります。通訳の場合、経理の場合を例に、具体的なメリットをみていきましょう。

通訳の場合

通訳になることを目指して、いったん仕事を辞めて専門学校や養成機関に通って勉強をする場合、経歴に空白期間が生じてしまいます。仕事をやめた方が勉強に専念できるという考え方もありますが、逆に言うと勉強以外の実務経験が積めない期間が生じるということでもあります。通訳は英語力だけでなく、通訳対象の関係する業界のトレンドや市場の動き、世界の社会経済情勢など、さまざまな情報や知識が求められる仕事です。いったんビジネスの現場から離れて勉強だけに没頭すると、英語力は上がるかもしれませんが、現場感覚やビジネスの勘を取り戻すのに、時間がかかる可能性があります。このため、採用の際にブランクがあると、「英語力はあるが、ビジネスの実務経験は浅い」と判断されるおそれもあります。就業後や通勤時間、休日を勉強時間に充てれば、仕事とスキルアップの両立は十分に可能です。

経理の場合

「習うより慣れろ」という言葉のとおり、実務経験は何よりの学びになります。分野を問わず、「何の予備知識もなく始めた仕事が、いつの間にか得意になっていた」という経験をした方も多いのではないでしょうか?数ある仕事の中でも、特に「経理」はそんな成功体験ができやすい仕事の1つ。経理についての知識がまったくないまま事務職で入社した方も、上司の指示にしたがって経理事務をしているうちに基本的な経理の知識やスキルが身につくようになります。そうなると、特に学校などで学ばなくても、簿記など経理関係の資格もスムーズに取得できるように。「経理の実務経験」と「資格」という2つの武器があればキャリアアップしやすくなり、より良い条件での転職も可能になるはずです。

スキルアップ、何をすればよいかわからないときは?

資格取得がおすすめ

「スキルアップしようと思っても、何をすればよいかわからない」という場合は、まずは何かの資格取得を目標にするのがおすすめです。先ほど紹介した経理の例のように、現在担当している業務に関連する資格にチャレンジしてみるのもよいですし、やる気さえあれば、関連のない分野の資格でも問題ありません。「転職したらチャレンジしてみたい仕事」や「副業に役立ちそうな仕事」に関連する資格なら、今すぐでなくても後々、キャリアアップのサポートになるはずです。採用の際に評価されるのは、やはり難易度の高い資格なので、当然ながら取得に向けた勉強が必要になります。

オンラインを活用

資格試験の勉強としては、参考書での独学、通信教育の受講や専門学校への通学など、様々な方法がありますが、働きながら効率よく学ぶには、インターネットの活用が欠かせません。最近は、好きなときに好きな場所で学べるオンラインの教室や教材も豊富にそろっているので、それらを上手く活用すれば、あまりお金をかけずに学習することも十分に可能です。

好奇心を持ち続けることも大切

新しい知識や情報を手に入れよう

自分の得意分野・専門分野でのスキルを磨くのも大切ですが、常に新しいことに興味をもつことも、ビジネスパーソンとしての成長に欠かせません。専門分野であるかどうかに関わらず、興味をもったセミナーやワークショップには積極的に参加して、新しい知識や情報を手に入れましょう。最近はオンラインで開催されるケースも多いので、より気軽に参加できるはずです。また、セミナーやワークショップは学びの場であると同時に、出会いの場でもあります。参加すれば、興味関心を同じくする様々な人と出会うことができ、公私ともに貴重な人脈を築くことができるでしょう。

日々のニュースをチェック

また、基本的なことですが、日々のニュースをチェックする、売れているビジネス書には一通り目を通しておくなど、情報のアップデートにも努めましょう。目まぐるしく変化する社会の流れを客観的にみることで、転職先の企業や業界を選ぶ基準が変わって来るかもしれません。時事問題に詳しい専門家をSNSでフォローして、情報を得るのもおすすめです。

スキルアップのための
時間の作りかた

ただでさえ忙しい毎日、仕事や家事と勉強を両立させるのは、決して簡単なことではありません。終業後や休日に勉強しようと思ってはいても、忙しくてつい後回しにしてしまうという失敗をした方も少なくないでしょう。実際に働きながらスキルアップを実現した方々に、勉強時間を確保する方法をヒアリングしてみたところ、次のような回答が多く寄せられました。

スキマ時間の活用

通勤時間や移動時間、美容院やクリニックの待ち時間、昼休み、就寝前の時間など、いわゆる「スキマ時間」を活用して勉強している方が多いようです。忙しい日々の生活の中で1時間単位のまとまった時間を確保することは難しいですが、10分単位の短い時間なら、意外と空いているものです。暇ができたらすぐに勉強ができるように、常に参考書を持ち歩く、学習アプリをインストールしておくなど、準備を怠らないようにしましょう。

遊びや飲み会の回数を制限する

スキルアップのための勉強時間を確保するためには、遊びやレジャーの時間を調整してバランスを取るようにしましょう。
特に気を付けたいのが、平日夜の飲み会や外食。誘われるままに参加していたら、貴重な終業後の時間を勉強に充てられなくなってしまいます。どうしても断れない場合や、参加する必要がある場合以外は、なるべく参加を控え、勉強時間を確保しましょう。「なかなか断れない」という方は、あらかじめ周囲に資格試験の勉強中であることを伝えておくと断りやすくなります。また、「金曜日にしか飲みに行かない。他の曜日の飲み会は断る」、「資格試験が終わるまで、休日は遊びに行かない」といったマイルールを決めておくのもおすすめです。迷いそうになったら、スキルアップして活躍している自分の姿をイメージすること。目先の楽しみに心を奪われて、理想の自分になれる可能性を自ら放棄してしまわないようにしたいものです。

朝の時間を活用する

「終業後は疲れていて、勉強に身が入らない」という方には、就業前の朝の時間の活用がおすすめ。夜は思い切って早く寝てしまい、これまでより1~2時間早く起きるようにすれば、朝の時間を勉強時間に充てることができます。しっかり眠って心身ともにリフレッシュしている朝は、勉強に最適なゴールデンタイム。しかも、仕事関係の電話やメールがくることもないので、勉強に集中することができます。職場近くのお気に入りのカフェにも、勉強をしているビジネスパーソンが意外と多いもの。そうした姿を目にすると、モチベーションがUPし、継続しやすくなります。

「勉強デー」を作る

たとえば、「毎週土曜日は勉強しかしない日にする」といった具合に、定期的に「勉強デー」を設け、その日は他の予定を一切入れないスケジュールを組むようにします。勉強デーに他のことをしなくて済むように1週間単位でスケジュールを見直し、買い物や家事などは他の日に済ませておきましょう。

業務効率を上げる

就業時間中の業務効率を上げることも大切です。効率が悪いと、期限内に仕事を終えることができずに残業や休日出勤をする羽目になったり、家に仕事を持ち帰らねばならなくなったりして、勉強時間が確保できなくなってしまいます。業務時間中は仕事に集中して作業時間を短縮する、一人で仕事を抱え込まないようにする、省力化・機械化を進めるなどして時間内に仕事を終えられるように努めましょう。

スキルアップには派遣がおすすめ!

働きながらスキルアップを目指して時間を確保しようとしても、同僚や上司が残業をする中、一人だけ定時で帰るのは、なかなか勇気がいるもの。あるいは、任されている仕事量が多すぎて「帰りたくても帰れない」という方も多いことでしょう。こういった悩みを払しょくして、仕事とスキルアップを同時に両立したいなら、派遣社員として働くのがおすすめです。

タイムマネジメントがしやすい

派遣社員は自分の担当以外の仕事を任せられることはないので家に仕事を持ち帰ったり、休日出勤したりする必要はもありません。そのため、タイムマネジメントがしやすく、計画的に勉強を進めることができます。「働きながらステップアップしたい」という方にぴったりの働き方と言えるでしょう。

派遣会社の教育訓練制度の利用が可能に

派遣社員になると派遣元の人材派遣会社の福利厚生制度を利用することができます。人材派遣会社の多くが、福利厚生の一環としてビジネスマナーや英語、ITなど、派遣先の業務に役立つ内容の教育訓練制度や研修制度を用意しているので、これらを上手く活用すれば、より効率よくスキルアップができるでしょう。なお、用意されている訓練や研修の内容は、派遣会社ごとに異なります。福利厚生制度を利用してスキルアップがしたい方は、webサイトなどで各社の研修の内容を比較検討して、より充実した研修が受けられるところを選ぶようにしましょう。

ジョブメリの教育訓練制度

英語を使う仕事の求人をメインに掲載している求職サイト「ジョブメリ」を運営している人材派遣会社JCS(日本コンベンションサービス)では、派遣社員のスキルアップとキャリア形成のサポートを目的とした「教育訓練制度」を設けています。この制度では、対象者別に入社時研修と年次研修の2つが用意されており、それぞれ次のような内容となっています。

入社時研修

JCSから初めて派遣就業するスタッフが対象の研修です。JCSの オリジナル教材を使用します。

年次研修

1年以上の長期間就業見込みのスタッフが対象。eラーニング教材「schoo(スクー)」を使って、自分のパソコンやスマートフォンから学ぶことができます。受講できるコースには次のようなものがあります。

  • ビジネスコース:ビジネスマナー、コミュニケーションなど

  • OAスキルコース:Excel/Word/PowerPointの実務スキルなど

  • 英語コース:基礎英語/ビジネスシーン別実践英語/TOEIC英語など

  • デザインコース:Photoshop/ Illustrator/Dreamweaver/ロゴ・バナー/LP/DTPなど

  • マネジメントコース:プロジェクトマネジメント/マーケティング/企画/ブランディングなど

まとめ

  1. 就職や転職のためにスキルアップに励む方は多いが、就職・転職が決まって働き始めると、安心感もあってスキルアップのための努力を怠ってしまいがち。しかし、キャリアアップや次の転職を成功させるには、さらなるスキルアップが欠かせない。

  2. スキルアップのために仕事を辞めてしまうのは、経歴に空白期間が生じてしまう。仕事を続け、実務経験を積みながら空いた時間に勉強して資格を取るなどしてスキルアップを進めよう。

  3. 仕事とスキルアップを両立するためには、タイムマネジメントが欠かせない。残業や仕事の持ち帰りはしない、早寝早起きを習慣にする、飲み会や遊びの回数を減らすなど、意識して時間を確保し、勉強時間に充てよう。

  4. 派遣社員はタイムマネジメントがしやすいため、仕事とスキルアップを両立させたい方には最適な働き方。派遣会社の多くが福利厚生の一環として、ビジネスマナーや英語、ITなどが学べる研修を用意している。

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